2012/12/11 (Tue)

刀匠大隅俊平図録

 先般大隅俊平美術館が11月18日群馬県太田市で開館することをお伝えしました。
その後、鑑賞会では庄内支部担当でご指導いただきました小林暉昌先生より「刀匠大隅俊平図録」をご恵送賜りました。厚く御礼申し上げます。
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ご遺族のごあいさつに
「俊平が生涯かけて直刃の道を目指すようになったのは本間薫山先生との出会いによるものです。ここに俊平の手記を載せさせていただきたいと思います。
 或る日、本間先生からお電話をいただき久我山のご自宅へ伺いいたしました。先生はいきなり「大隅君に一生のお願いがあるが是非聞いてください。」と。「私は今までずっと直刃の研究をしてきましたが、直刃は地味で一番難しく、一生のうちに、直刃の出来る刀工を一人育てるのが、私の夢でした。いつも大隅君の仕事ぶりを見て、口数も少なく、また目立つことも好まず、控えめで心の強い人間だと思っていました。今まで私が直刃を研究したことをすべて大隅君に渡します。どうか良い直刃の太刀を残して下さい。師匠とは違う道でも良い刀を作ることこそ、恩返しとなるのだから。頼みましたよ。直刃の大隅 鎚音清し。」とおっしゃいました。本当に優しいお顔でした。・・・・・・・・・」
強く印象にのこりました。ありがとうございました。