2013/08/01 (Thu)

出羽庄内の宝物 はじまる

 8月1日より8月29日まで酒田市ー本間美術館・鶴岡市ー致道博物館で「出羽庄内の宝物」展と題して姉妹館盟約の交流展を開催しています。致道博物館では、重要文化財・藤原定家筆の消息 鎌倉前期、重要美術品 大井戸茶碗 銘酒井、国宝 金梨地葵紋散糸巻太刀拵、国宝 金梨地糸巻太刀拵など見応えのある展示となっています。
その他に重要刀剣 無銘 伝為遠 鎌倉時代を展示しております。
 無銘 伝為遠は、酒井家旧蔵でその後所有者が変わり、平成2年4月に致道博物館に寄贈されました。
 酒井家伝来の江戸時代後期の腰物帳には「備前為遠 御先代より磨上無銘 白鞘代三千貫 折紙有之 大岡出雲守殿より給之」と記されています。
鎬造庵棟、大磨上げながら、寸法も長く、反りもやや高く、中鋒となる。鍛えは、板目、柾ごころの肌交じり、総体に肌たち、淡く映りたつ。刃紋は細直刃調に浅く湾れて、小丁字、小乱れ、小互の目など交じり、小足よく入り、砂流しかかり、小沸よくつく。帽子は直ぐに小丸、焼きは細い。茎は、大磨上、先切り、新鑢目大筋違、目釘孔6、無銘。
 為遠には鎌倉末期文保2年裏銘の「備前國唐河住左兵衛尉菅原為遠」裏に「文保元年丁巳三月日」と銘したものがあり、古刀銘尽には福岡一文字為国の流れをくむものとしているが、実際には明白でない。現存する有銘の作刀は極めて少なく、殆どが直刃仕立てに丁子小乱を交えた出来である。
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