2011/10/27 (Thu)

鍔 月下読書図鐔 銘宜時(花押)(安藤宜時)

安藤半兵衛宜時
あんどうはんべいよしとき
山形県鶴岡市
江戸
撫角形。鉄地。鋤出高彫、色絵。片櫃孔。
竪2寸5分5厘 横2寸4分 厚さ1分3厘
1枚
山形県鶴岡市 致道博物館蔵
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宜時の傑作の1枚で、彼はこうした竪長の丸形を得意としている。月も面白く、人物もよい。裏の水流は全く安親張りで、笹の象嵌も上手である。人物がやや小さいのが寂しい。
「宜時は土屋安親と手際を争う程の上手なり」(庄内金工名譜)
金工。生没年不詳。鈴木清成、渡部在哉と同時期の金工。佐藤珍久の門で修行、のち先輩の土屋安親の指導を受けた。鍔を主とする情緒豊かな絵風の人物を彫り、池田玄斎著「弘采録」には「安親とは手際を争う程の上手」とある。2代宜時が跡を継いだと伝えられるが詳しくは不明。
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