2015/08/04 (Tue)

「仙台藩の刀工」茂木裕樹著 「日本刀・簡易版鑑賞の手引き」吉岡知絵作成

8月1日の鑑賞会の時、下記をいただきました。
kansyotex1079_20150806063842c9f.jpg

「国宝大崎八幡宮 仙台・江戸学叢書38 仙台藩の刀工」茂木裕樹著
はじめにーーー
62万石の大藩である仙台藩では、多くの刀工たちが槌を振るいました。その正確な数は不明ですが、江戸時代を通じておよそ2百名を超える刀工たちが作刀に携わったものと考えられています。彼らの足跡や作品についてはこれまでも多くの諸先輩方によって研究がなされてきました。一書にまとめられたものとしては、多くの作例を収めた「仙台藩刀匠銘譜」、史料や記録に基づいてお抱え刀工らの系譜明らかにした「仙台藩刀工考」など代表的な成果としてあげることができます。このほか、地元の愛刀家を中心として熱心な調査研究が続けられています。本稿では、右にあげた2書のほか巻末にあげた参考文献をはじめとする諸賢の研究成果を頼りに、仙台藩の刀工たちについて紹介したいと思います。
kansyotex1078.jpg
「日本刀・簡易版鑑賞の手引き」ネットプリント頒布について」吉岡知絵作成
作成のきっかけ
 ゲームや漫画などをきっかけに刀の鑑賞に興味がわき、全国各地の美術館、博物館に訪れたところ、「本や雑誌を読んできたけれど、この刀の解説文だけだと、どれが何なのか忘れてしまって解らないよね・・・」という言葉を館内で聞くことがありました。私自身「確かに本をいろいろ読んできても展示の前では失念してしまうことが多い・・・」と感じたこともあり、音声ガイドのような、より詳しく説明するのがあれば、さらに日本刀に対して理解を深めることができるのでは、と考えました。
 とはいえ、今回ゲームをきっかけに新しく日本刀に興味を持った方には女性が多く、雑誌や本を持ち込むのは重量的に厳しく、大勢が鑑賞する中で展示の前で目的のぺージをさがすのは困難です。
 私自身は刀剣博物館、佐野美術館を訪れた際に入手した刀の部位を絵で描き説明した紙を日本刀鑑賞の際に持参し、これを頼りにさせていただきました。この配布資料がとても平易で理解しやすく、日本刀に親しむきっかけとなりました。展示をみながら手に説明をもって鑑賞でき、とても展示を楽しむことができました。
 しかしながら、このような紙に描かれた資料を頒布しているところのほうが稀であり、資料を頒布されている博物館に足を運ぶことができるのならば、そちらでも無料で頒布されていますが、そもそもそのようなものがあることを知らない方も多いのではということも考えられました。 
より知りたいという気持ちで訪れているのに解らないまま帰宅してしまうのはとても惜しいという感じ、ネットプリントで手にはいるのならば、入手したいかというアンケートをソーシャルメデアのツイッターにて行ったところ100人ほどの方からほしいという反応がありました。このため、日本刀を初めて観る初心者にもわかりやすく、持ち運びのしやすい解説を持って日本刀に親しむことがどの博物館・美術館でもできないだろうか。また遠方からさまざまなところへ日本刀の鑑賞に行く人たちがどこにいても手に入れることができるようにしたら、と考え簡易版の日本刀鑑賞の手引きを作成し、ネットプリントにて、全国頒布を考えるに至った次第です。
 パソコンを持ち歩いているモバイラーの方以外にも、パソコンを持っていない方、パソコンが苦手な方もほしい文書のプリント予約番号さえ知っていればいつでも簡単にプリント可能。セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・サークルk・セイコーマートにてプリントができるサービス「ネットワークプリント」を利用し6月28日から頒布開始しました。7月27日現在では「簡易版・日本刀鑑賞の手引き」をバージョン1が279枚、バージョン2が252枚の合計531枚配布させていただきました。1週間ほどでサーバーのファイル保持期限があるため、都度アップロードしなおしさせていただき、7月27日時点第5回目の頒布をおこなわさせていただいておりますプリントに際しては、まとめを一読し、その上でプリント番号が確認できるようにしたため、プリント確認に時間がとられるのですが、それでも知りたい学びたいという初心者の方は多いのだと感じました。