2016/08/18 (Thu)

「日本刀の美術館を開いた森政雄さん」

 2016年8月17日付山形新聞「この人」に富山に日本刀の美術館を開いた森政雄さん と記事が掲載されました。
日本美術刀剣保存協会の評議員会議長さんでもあり、刀を愛する有志の会の会長さんであります。昨年8月有志の会の観賞会を盛会裡に鶴岡で催行できましたのも森会長さんのおかげ、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。以下は記事内容です。
 「国内有数の刀剣コレクションを展示する森記念秋水美術館(富山市)を6月に開館、館長を務める。
 国の重要文化財「虎徹」をはじめ、集めた刀は約200本に及ぶ。友人に「一人で楽しんでいないで多くの人に見てもらったら」と勧められ、名刀を意味する「秋水」を美術館の名に冠した。1945年空襲で富山市の自宅が焼け、父の形見だった刀を失った。「子どもでわからなかったが、どんな刀だったのだろう、すごく惜しいことをしたんじゃないかとずっと気になっていた」薬学を学び、医薬品会社リードケミカルを設立。
 経営が軌道に乗った70年ごろから収集に乗り出した。「何でもいいから2,3本持ってこい、と骨董店に言ってね」刀身に浮かぶ、薄い鉄の層でできた繊細な模様。すぐに「鉄の風情」「に夢中になった。中でも出会った瞬間が忘れられないのは古備前の刀匠「友成」の一振りだ。「平安時代の素朴な鉄の力を感じた。技巧的な作りではないが、シルエットがとにかく優雅で。」その日のうちに購入を決めた。
 本業の医薬と二刀流での研究だ。「どんな炭素の配合で、どの産地の鉄なのか。縦と横、それぞれ何回打った模様なのか。刀の鑑定に理系の分析力が役立ったんです」と振り返る。天下の名刀はもう探し尽くされたのでは。そうぶつけると「良い刀は今の若い人の作品でも買います。誰かが買って批評してあげないと現代刀工は育たないから」。刀集めと社業で「休日はない」と苦笑する。」
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