2011/10/25 (Tue)

平成23年度藤原清人碑前祭と刀剣鑑賞会

「名人に似たる所2つあり、酒呑みと銭なしと」
 これは藤原清人安政6年作の脇差しの添銘を碑にしたもの(藤原清人顕彰碑)で、「偉大な師清麿を敬慕し、わが遠く及ばざることを歎じたもので、清人の人間性の真髄をここに見る」と説明文にあります。
 「刀匠豊前守藤原清人は文政10年この地温海に生まれ、庄内藩御用鍛冶斎藤家の養子となる。嘉永5年志をたてて江戸に出て「四谷正宗」とも称された名人山浦清麿の門に学んだが、同7年清麿は自刃し果てた。清人一人師家に留まって一人作刀し師の刀債30余口を完済し、忠義者よと世の賞賛を得た。後自立してさらに技を磨き、慶応3年豊前守を受領し、錦を故郷に飾った。明治34年75歳で歿する。」
顕彰碑は昭和41年日本美術刀剣保存協会、本間薫山、佐藤寒山、酒井忠明等々大勢の有志の発起により昭和46年6月建立されました。
藤原清人碑前祭での記念撮影
平成23年10月1日、生誕の地温海温泉旭屋で、刀剣博物館飯田俊久学芸部長、美術刀剣庄内支部、鶴岡市教育委員会、商工会、観光協会そして美術刀剣清水英夫秋田支部長はじめ佐藤忠志氏、谷藤友一氏の秋田支部3名遠路秋田からもご参加いただいて刀匠清人の純朴な人柄を偲び碑前祭をおこないました。刀剣博飯田先生、秋田支部のかたがたとの懇談会

 その後刀剣鑑賞会を開催。
鑑賞刀は刀剣博物館から
「脇差長谷部国平」(平造)
「太刀長船長光」
「短刀薩州大和守元平」(新々刀・初代)
「太刀備前長船盛光」
「短刀宇多国房」(重美・寸延・初代)
の5振と、
秋田県支部から
「太刀古備前大包平」
「太刀中原国宗」。
目の保養、名刀の鑑賞を十分たのしんだ後、懇親会で交流を深めました。
出席者は日本美術刀剣保存協会刀剣博物館学芸部長飯田俊久、鶴岡市温海庁舎教育課主幹石塚みさ、あつみ観光協会副会長佐藤佐治右衛門、秋田県支部長清水英夫、秋田県副支部長佐藤忠、秋田県支部 谷藤友一、庄内支部長酒井忠久、庄内副支部長加藤嘉一郎、庄内副支部長小野寺一、庄内支部監事小田公平、庄内支部理事大滝義一、庄内支部理事渡會俊正、庄内支部理事本間幸治郎、庄内支部理事安藤周一、庄内支部松永孝二、庄内支部渡部正芳、庄内支部加藤幸子、庄内支部早坂正彦、庄内支部織田辰生、庄内支部事務小鷹裕以上各氏。